初心者がよくやるミスは、相場を予測するということ。
先のことなんて誰にもわからないし、予測するだけ無駄。あなたには、未来が確実にわかる特殊な能力はありますか？
ないなら、予測するというのはやめたほうがいい。
これから先やらなければならないのは、期待値がプラスになる事を、最適な資金管理でひたすら繰り返すこと。
期待値がプラスであれば、手法はなんでもいい。
投稿者: Red John
-
事前に売買ルールを作ること
よく、動いているチャートを見ながら、1時間のMAがゴールデンクロスしたから買ってみたけど、普段見ていないMACDが逆向いたとか、パラボリックが…、ストキャスが…とか、トレード中に迷っている人がいる。
これではダメだ。
トレードの準備は、チャートに向かう前に全て終わらせておき、あとは売買のボタンを押すだけの状態にまでしておかなければならない。
トレードをする前に、期待値がプラスの売買ルールをしっかりと作り、それに従うこと。これが一番成功への近道。
-
負ける準備
どんな優れたシステムにでも、必ず負けはある。
勝ちのための負け。勝つためには、必ず負けなければならない。
その負けを受け入れるために、負ける準備をしておかなければならない。
自分がこれから使おうとしている手法、システムは、どれぐらいの成績を叩きだせるのか、しっかり検証した上で、負ける分の資金を用意しておかなければならない。
-
損切り注文を置く最適な場所
損切り注文を置く場所は、なんとなくこのへんでいいかな？じゃダメだ。
結果、近ずいてきたら、すぐにズラしてしまったり、削除してしまう。
ストップを置く場所は、自分が納得のいく場所。負けを認められる場所だ。
その場所を設定するには、きちんとした資金管理の理論の裏ずけが必要だが。
資金管理を学び、支持線、抵抗線を学ぶ事で、ストップを置く場所は自然とわかるようになるはずだ。
-
まずは疑うという事を覚える
いろいろ勉強しはじめると、本に書いてある事全部鵜呑みにしてしまう人がいる。
そして、しばらく続けて、儲けられない事を知り、落胆する。
まず、情報を手に入れたら疑う事。否定するのではなく疑う。疑った上で、必ず自分で検証をする事。
本やサイトに書いてある事は、書いた人の意見であって、必ず自分に必要な情報というわけではない。
実際に稼いでいる手法が書いてあったとしても、それはその人が稼いでいる手法であって、自分にとって稼げる手法かどうかは、また別の話。
-
移動平均線の意味
株やFXを勉強し始めると、だいたい１番最初に勉強するインジが、移動平均線だと思うが、これの意味をしっかりと理解して使っている人はどれぐらいいるのだろう。
意味と言っても、設定した期間の平均値を繋げた線ってだけなんだけど、この、ただの平均値っていう事を理解していない。
それ以上でも以下でもなく、ただそれだけの事。
この線に、どういう意味を持たせるかは、トレーダーそれぞれの問題であって、移動平均線自体には何もない。
この、ただの平均値を繋げた線自体より、ここにどういう意味を持たせるかが重要。
-
他人の手法を真似できない理由
勝ってる人に手法を教えてもらっても、ほぼ確実に勝てるようにはならない。教えてもらったけど勝てない、勝ってる人は何か秘密を隠している！そういうふうに思った経験はないだろうか？
だいたい勝ってる人って、教えてあげるよって話になれば、手法を隠したりはしないし、そもそも、教えないのであれば、相手のためにわざわざ時間をとったりすることもない。じゃあ、なぜ本気で説明しているのに、なぜ勝てるようにならないのか、なぜその人のトレードを完全にコピーできないのか。
それは、脳にあるReticular Activating System、通称RAS（ラス）と呼ばれているものが関係しているらしい。
RASは、情報をフィルタリングするシステムで、心理学等ではスコトーマ（心理的盲点）とも呼ばれ、いらない情報を削ぎ落とし、必要な情報に焦点をあわせるようにするもの。例えば、欲しい車ができたら、今まで全然目に入らなかったのに、突然あちこちでその車を見るようになるといった機能。
このRASの機能で、１人１人見えている世界が違う。他人の手法を真似できない理由は、このRASの働きによるものではないかと思う。
-
メンタルを鍛える方法
95%ぐらいはメンタルだと言われてるけど、メンタルが強い、弱い？鍛える？ってどういうことか。
トレード中に、嫌な含み損を我慢して我慢して、ひたすら耐え抜くことが、メンタルが強いって訳じゃない。
強いとか弱いとか、鍛えるという言葉を使うから、勘違いする人が続出する。
いろいろなメンタル本にもよく書いてある、心のあり方を変える。
トレード中に起こる、いろいろな事に対しての感じ方を変化させる。鍛えるのではなく、変化させるのだ。
じゃあ、どうやって変化させるかというと、ひたすら自己観察。トレードノートに、考えた事、感情まで全て書き込む。
それを、相場に参加していない週末にでも、ひたすら振り返って読む。これを続ければ、変化は必ず訪れる。
-
トレード日誌で負けトレードから学ぶ
前回の記事「自分の強みを知るためにトレード日誌をつける」で、トレード日誌をつけることを勧めた。
トレード日誌には、勝ちトレードの事はもちろん、負けトレードのことをしっかりと書いてほしい。
なぜその注文を入れたのか、なぜ決済したのか、なぜ負けたのか、事細かに書いてほしい。そして、負けた理由をしっかりと認識し、明日以降への改善点を見つける。
負けを記録し、後ろ向きの自分と向き合うためではない。前を向くために重要だ。毎日これをしっかりと続け、前を向いてほしい。
これで、自分でも驚くほどトレード技術は向上するはずだ。
-
自分の強みを知るためにトレード日誌をつける
トレード日誌はとても重要だ。ほとんどの負け組トレーダーは、これを全くやっていないか、長続きしない。
自分がどういう時に勝っているのか、どういう時に負けているのか、これを客観的にみるために必ず必要になる。
そんなもの書かなくたって、自分のことなんだからわかるよ！って人は、昨日どんなトレードをしたのか、一昨日はどんなトレードをしたのか、1週間前は？1ヶ月前は？？全て答えられるなら必要ないだろうが、そんな人は滅多にいない。
騙されたと思って、トレード日誌をつけてみることを勧める。
書き方は人それぞれだが、チャートの画像を保存しておきたいならEvernoteがいい。手書きじゃないとダメだというなら、手書きしたものを携帯で写真にとって、Evernoteに保存しておくと良い。
クラウドにアップロードされているから、スマホさえ手元にあれば、いつでもどこでも読み返すことができる。