人は退路を断つとリスク管理ができなくなる生き物。
数年分の生活費も確保できていないのに、トレードで食っていくんや!って仕事までやめても、成功する可能性が限りなくゼロに近くなるだけ。— Red John (@23pips) January 30, 2018
以前、このようなツイートをしたが、こういった分野の研究はかなり進んできている。例えば、経営管理学研究者のジョセフ・ラフィーとジー・フェンの研究。これは起業の話だが、1994年~2008年の間、
- 起業に専念することを選んだ人
- 本業を続けたまま起業した人
を追跡調査したもの。(対象は起業した20~50代の5000人)
起業に専念したほうが成功する確率が高いのかと思いきや、本業を続けたほうが失敗の確率が33%も低かった。
上記のどちらの道に進むかは、リスクに対しての考え方で大きく変わるが、まだ成功もしていないのに、起業に専念するために会社を辞めるのは、ただの大胆なギャンブラー思考。起業ではなくトレーダーだったとしても話は同じ。成功率を下げるだけ。
人は退路を断たれると、創造性が極端に下がるため、何やってもダメという状況にも陥りやすい。
そもそも、会社を辞めて成功するんだ!は順序が違う。成功してから会社を辞めること。これが一番の近道。