実際の取引は別の口座ですが、チャート表示にはFXA証券のChart Traderを使っています。(デモ口座ですw)
以前はサインが出そうになったら、ずーっとChart Traderを眺めてたりしてたんですけど、サインが出そうででないなーーって時に、じーっと待ってるのも大変ですよね(;・∀・)
そこで、サインが出たときにどうにかして音を出す方法はないかなーと思っていろいろやってみたら、案外簡単にできたので紹介します。
インジをコピーする
何をやるかというと、簡単なトレーディングシステムを作るってだけなんですけど、難しく考えずにチャレンジしてみてください。今回は、MACDのクロスで音がなる説明をしますが、これがわかると移動平均線のクロスやパラボリックの転換等でも音が出せるようになります^^
さて、やり方ですが、上部にあるメニューに「ツール」があって、その中に「インディケータービルダー」「トレーディングシステムビルダー」というものがあります。
この「インディケータービルダー」を開くと、普段チャート上で使っているインジの一覧が出てきます。今回はMACDを使うので、ここでMACDを選択して「編集」を押します。
そこで出てきた画面というのが、MACDのインディケーターの内容です。
次に、このMACDをトレーディングシステムで使うために、トレーディングシステムビルダーの「新規作成」をして、先に開いてあるMACDの内容の中の「Input」「Output」「Formula」の、3つのタブの内容が同じになるように作成します。(1つ1つやらないとダメで、けっこう面倒な作業なので間違わないように注意してください)
「Indicator」タブの名称とかは適当に入れればOKです。(略称は半角スペースとかが使えないので注意)
Formulaタブ内には…
FL:= Mov( pr,Sh,tpma ) – Mov( pr,Lg,tpma );
SL:= Mov(Mov( pr,Sh,tpma ) – Mov( pr,Lg,tpma ),sig,stp);
OsMA:=FL-SL;
このように入ってるはずです。FLがFast Line、SLがSignalLine、OsMAはヒストグラムを表しています。
必要なものを追加
トレーディングシステムビルダーのほうには、「水平線」タブがないので…
Level_Zero:=0;
これを、水平線を引くために追加します。
今回は、Fast LineとSignalLineのクロスで音を出したいので…
LongSignal:=Cross(FL,SL);
ShortSignal:=Cross(SL,FL);
これを追加します。(あんまり意味はわからなくてもOKですw)
ここまで終わると、Formulaタブ内は…
FL:= Mov( pr,Sh,tpma ) – Mov( pr,Lg,tpma );
SL:= Mov(Mov( pr,Sh,tpma ) – Mov( pr,Lg,tpma ),sig,stp);
OsMA:=FL-SL;
Level_Zero:=0;
LongSignal:=Cross(FL,SL);
ShortSignal:=Cross(SL,FL);
こうなってるはずです。
水平線の追加
次に、チャート上に水平線を追加するために、Outputタブで「新規作成」を押して…
今回は、Formulaタブで水平線を「Level_Zero:=0;」としたので、名前のところは「Level_Zero」と入力します。(ここはFormulaタブの内容と一致してないと正常に動かないので注意してください)
そして、追加されたIndicator Outputタブ内の設定は…
線の色や種類は自分が表示したいように設定して、画像にある設定項目「Addition Frame 1」の所だけは同じにしておいてください。これができたら「OK」を押します。
ロングシグナルの矢印表示・音の設定
次に、クロスで矢印を出したり、音を鳴らしたりするために、
Formulaタブの…
LongSignal:=Cross(FL,SL);
ShortSignal:=Cross(SL,FL);
この部分に対してのOutputの設定をします。
LongSignalの場合…
追加されたGraphicタブで…
チャート上に表示させる矢印等の画像選択や、色、大きさ等を決めることができます。
追加されたAlertタブで…
元から用意されている音もありますが、wavファイルなら自分で用意したものを鳴らすことも可能です。
ショートシグナルの矢印表示・音の設定
ShortSignalの場合も、ロングシグナルと同じように設定していけばOKです。
設定をセーブする
ここまでできたら、上にあるフロッピーディスクのようなアイコンを押して設定をセーブします。(画面を閉じようとしてもセーブするかどうか聞かれるので、そこでセーブしてもOKです)
チャート上に反映させる
あとは、チャート上で右クリック>トレーディングシステム追加 で、自分が作成したトレーディングシステムの名称を選択すれば、チャート上に反映されます。
鳴りっぱなしの音を消す
実際にサインが出るとわかると思いますが、サインが出た後、その作成中の足が確定するまでは、音が頻繁になるので、サインを確認したら、右クリック>設定トレーディングシステム>Params enabledのボタンを押して…
このような画面でオフにすると鳴り止みます。(必要なときにチェックを入れなおすのを忘れないでください)
まとめ
以上が、サインでの音の鳴らし方、矢印の出し方になります。今回はMACDを使いましたが、他のインジでもこの方法は可能ですので、必要な方はぜひチャレンジしてみてください^^